ネクサス音楽出版では、スコアパート譜セットにおきまして、作曲者・編曲者の理想の編成でパート譜を用意し販売しております。そのため、各団体における不足分のパート譜がある場合、パート譜のコピー（プルト増し）を認めます。ただし不必要なコピーはご遠慮願います。

俵屋宗達の名作をもとに、吹奏楽で洋と和のサウンド交流を果たしたいと作曲しました。

西洋文化に慣れ親しむ程に、日本の伝統文化の奥深さに惹かれます。宗達の図は、江戸初期の作とはいえ安土・桃山の絢爛な背景を受けついでいるようです。図全体を支える金箔の地はその１つと思いますが、その金色を曲全体の土台にできればと願いました。

曲名は日本語ですが、宗達の作品の感動ポイントを切れ目のない４つの小さな楽章に分け、それぞれを洋語の表題としました。（　）内はあえての和訳となります。

１．Style（様式や構図）

２．Accent（強調や存在感）

３．Symmetry（均衡や調和）

４．Contrast（対比や対立）

曲は、2016年にブリッツ・フィルハーモニックの定期公演にて初演されました。

・宇宙の音楽　ブリッツ フィルハーモニックウインズ　指揮：松元宏康　（株式会社ワコーレコード　WKCD-0120）

・21世紀の吹奏楽「響宴XXII」新作法人作品集（ブレーン株式会社　BOCD-7554）