短いフレーズが思い浮かび、制作をした作品です。細かい16分音符のリズムが元となり、歌うような旋律に徐々に変化をしていく様はまるで人気のない森の中の木々の成長のようであり、また切り落ちた物体から新しい種子や枝が再生されていくような印象を受けました。楽器というある一種の無機質な人工物から、前述のように生き生きとした演奏がされるようにという願いをこめてタイトルを付けました。

16分音符で書かれている旋律が多くありますが、音価が短くなりすぎないように意識をしてもらいたいです。フーガ形式で書かれている冒頭部は主題をより明確に演奏することを望みます。曲を通してアクセント、スラー、テヌートなど指示が細かく指定されてる部分があるので、意識してアンサンブルしてくれると嬉しいです。

Flute

Oboe

Clarinet in B♭

Horn in F

Bassoon