作曲家のニコライ・アマニ(1872-1904)はロシア出身の作曲家。リムスキー=コルサコフとリャードフに作曲を師事しノスタルジックで美しい作品をいくつか書きあげ、豪商ミトロファン・ベリャーエフのサロンで評判をとりました。32歳の時に結核のため短い生涯を閉じています。

この版は2024年8月、神奈川県横須賀市立浦賀中学校吹奏楽部の委嘱により編曲。原曲の弦楽三重奏は4楽章からなる楽曲ですが、その中から1,3,4楽章をメドレー形式で繋ぎひとつの楽曲に編曲されています。調性も管楽器で演奏する上で良い響きになるよう工夫しました。

演奏に際しては、弦楽器特有の表現が再現できると良いでしょう。特に、冒頭から練習番[B]までは音楽に動きをもたせ、表現豊かに演奏しましょう。フルート、クラリネット、テナーサックスを基準に編曲されてますが、テナーサックスをバスーンやバスクラリネットに変えて演奏することも可能です。（オプション譜が同梱されています）アンサンブルコンテストなどで演奏をする際は、4楽章にあたる部分を短くカットすることで5分以内に演奏をまとめることも可能ですので参考にしてください。

Flute

Clarinet in B♭

Tenor Saxophone in B♭(*Bass Clarinet in B♭, *Bassoon)

*...Optional