「東京ブギウギ」は、昭和の時代の日本ポップスを代表する作曲家である服部良一氏が戦後間もない1947年（昭和22年）に作曲（作詞は鈴木勝氏）し、「ブギの女王」と言われ一世を風靡した笠置シヅ子さんの歌唱で大ヒットした楽曲です。笠置シヅ子さんをモデルにしたNHK連続テレビ小説（2023年度後期）「ブギウギ」の劇中曲になっているほか、近年はトータス松本さんが歌うアルコール飲料のCMでも広く知られています。今から80年近くも前に作られたとは思えないほど躍動的なリズムとモダンなハーモニー、そして明るくて親しみやすいメロディーを持ち、現代においても変わらずウキウキワクワクする名曲です。

このサックス四重奏版においても原曲の持つ特徴を活かしてアレンジしました。また間奏部分にはアドリブ風のソロを入れてみました。とても盛り上がる曲ですので、ぜひチャレンジしてみてください。全体を通じて八分音符はスイングさせて演奏します。バリトンは四分音符のウォーキングベースのラインを担い、リズムの要となりますので、軽やかに、かつ一定のテンポで演奏するようにしてください。ソプラノ、アルト、テナーはアーティキュレーション記号に注意してしてください。全員で上体を少し揺らしながら楽しく演奏すると聴衆にも伝わり、一層盛り上がるかと思います。

Soprano Saxophone in B♭

Alto Saxophone in E♭

Tenor Saxophone in B♭

Baritone Saxophone in E♭