商品番号:NCD-006
サクソフォン:宮越総己 (MIYAKOSHI, Satomi)
ピアノ:藤田雅 (FUJITA, Miyabi)
収録:2021年12月15〜17日 東広島芸術文化ホール「くらら」
¥2,750
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長らく海上自衛隊音楽隊に所属していた宮越総己のファースト・アルバム。音楽隊の中でも自他共に認める「こだわり派」だが、それは「隊の演奏のため」のこだわりだ。その彼が制服を脱いだ後に、いよいよ「自らの音楽のため」にこだわる時が来た。
一見脈略のない選曲も、現在の宮越、というフィルターで繋がっている。このフェイヴァリットアルバムから、新たな「こだわり」を聴くことができる。
作曲家・鈴木英史
[ 1 ] さくらのうた(福田洋介)
Sakura Song (FUKUDA, Yosuke)
[ 2 ] 笑顔は、、、音楽を奏でる(清水大輔)
SMILE. . . is to create a music (SHIMIZU, Daisuke)
[ 3 ] 融けてゆく夢(吉松 隆/磯田健一郎 編曲)
Melting Dream (YOSHIMATSU, Takashi / Arr.by ISODA, Ken-ichiro)
[ 4 ] 無言歌(V.アザラシヴィリ/小西龍也 編曲)
Song without Words (V.Azarashvili / Arr.by KONISHI, Tatsuya)
[ 5 ] シーガル(真島俊夫)
Seagull (MASHIMA, Toshio)
[ 6 ] 荒城の月(滝 廉太郎/侘美秀俊 編曲)
The moon over the ruined castle (TAKI, Rentaro / Arr.by TAKUMI, Hidetoshi)
[ 7 ] 儚きワルツ(R.ヴィードフ)
Valse Vanitè (R.Wiedoeft)
[ 8 ] 木漏れ日に見える9月の階段(渡部哲哉)
Komorebi in September - Stairway to Seventh Heaven (WATANABE, Tetsuya)
[ 9 ] 希望(蒔田裕也)
Hope (MAKITA, Yuya)
[ 10 ] 幸せの彩葉(渡部哲哉)
IROHA of Happiness (WATANABE, Tetsuya)
[ 11 ] 想いの届く日(C.ガルデル/啼鵬 編曲)
El dia que me quieras (C.Gardel / Arr.by TE, ho)
[ 12 ] ヴァカンス(J.M.ダマース)
Vacances (J.M.Damase)
[ 13 ] リス(P.M.デュボア)
Les Écureuils (P.M.Dubois)
北海道上川郡当麻町(旭川の隣町)生まれ。中学校から吹奏楽部でサクソフォンを始める。昭和音楽大学を経て大手新聞社に就職するも、音楽を仕事にするべく海上自衛隊に入隊。東京音楽隊に配属される。年間100回以上の公演を通し、自衛隊と国民の架け橋として演奏活動を行う。また、海上自衛隊の初級幹部の育成を目的とした遠洋練習航海にも参加。87年には北半球をグルりと世界一周、2006年には北米・中米を巡り、現在までにアメリカ、カナダ、イギリス、ノルウェー、ドイツ、フランス、スペイン、スイス、エジプト等、世界20ヵ国30都市にて演奏を通して国際親善を行う。
2005年にアメリカ海軍軍楽隊との交換派遣 “Exchange Program”に参加。米軍との交流を通して様々な音楽スタイルを研鑽。また、毎年12月にシカゴで開催される「ミッド・ウエスト・バンド・クリニック」に10年以上にわたり参加。J.バーンズ、D.ホリジンガー、J.ヴァン=デル=ロースト、G.グッドウィン等、海外の著名な作曲家や音楽家と親交を深める。
2011年の東日本大震災1週間後に青森県の大湊音楽隊に赴任。約2年に渡り復興支援と慰問演奏を実施。その後、長崎県の佐世保音楽隊、広島県の呉音楽隊に赴任。各地域での演奏活動と後進の育成を務める。これまでに東京音楽隊コンサートマスター、同インスペクター、呉音楽隊コンサートマスターを歴任するとともに、自身が率いるジャズ・コンボ“Navy Blues”のバンド・マスターとして、レセプションやイベント、教育現場での演奏を実施した。また、在任中に東京オペラシティ・リサイタルホールにてリサイタル開催する他、「葦の響演」を主宰。青森県「むつ来さまい館」、長崎県「アルカス佐世保」にてリサイタルを開催。2022年退官。
退官後はフリーのサクソフォン奏者として、ジャンルにとらわれない演奏活動や後進の指導を行っている。
クラシック・サクソフォンをD.ディファイエ、J.M.ロンデックス、坂口新、大室勇一、宗貞啓二、森田寛の各氏、ジャズ・サクソフォンをJ.コンセプシオン、マルタ、平原智の各氏、作・編曲を森田一浩、真島俊夫の各氏に師事。
日本吹奏楽指導者協会会員、“International Military Music Society”会員。
旭川生まれ。桐朋学園大学音楽学部フルート専攻卒業、同研究科修了。87年渡米、インディアナ大学大学院にて引き続きフルートを学ぶが、89年同大学院ピアノ科に再入学。翌年にはジュリアード音楽院へ進む。
在学中より全米各地はもとよりヨーロッパでも活躍。92年ジュリアード音楽院大学院課程修了と同時に同音楽院スタッフピアニストとなる。95年にはサンフランシスコ歌劇場メローラ・オペラプログラムにオペラコーチ/ピアニストとして迎えられる。その才能を高く評価され、オペラコーチに贈られる最高位 Otto Guth Memorial Awardを日本人として初めて受賞。直ちに同歌劇場オペラセンター全米ツアーの副指揮者に抜擢される。
ピアニストとしてこれまでに、P.シュミードル(ウィーンフィル首席クラリネット) W.シュルツ(ウィーンフィル首席フルート) G.ヘグナー(ウィーンフィル首席ホルン) S.トゥルノフスキー(ウィーンフィル首席ファゴット) D.パイアット(ロンドン響首席ホルン) M.ヘフス(トランペット/ジャーマンブラス)A.アドリアン(元バイエルン放送響首席フルート)J.バクストレッサー(元ニューヨーク・フィル首席フルート)豊嶋泰嗣(新日本フィル桂冠名誉コンサートマスター) 江口有香(ニュージーランド響コンサートマスター)藤村俊介(N響次席チェロ)横川晴児(元N響首席クラリネット)高橋聖純(国立音大准教授・元札響首席フルート)氏等、多くの著名な演奏家と国内外で数多く共演。その演奏は米国の新聞紙上で「第1級のアンサンブルピアニスト」と絶賛された。
96年新国立劇場ピアノ選定有識者会議委員。03年「豊嶋泰嗣ヴァイオリン協奏曲の夕べ」にて新日本フィルを指揮。04年には台湾の聖徳基督学院大学に招かれ、室内楽・伴奏法マスタークラスとオーケストラ指導を行う。2011年「新日本フィルトップメンバーと歌う“モーツァルト/レクイエム”」を指揮。 2013年、陸上自衛隊第1音楽隊(東京都練馬区)定期演奏会にソリストとして迎えられ「ラプソディ・イン・ブルー」を共演。2021年8月には長崎シティオペラ音楽祭にて、N響、九州響、仙台フィル等のメンバーによる特別編成オーケストラの指揮者を務めた。
CDも多数リリースされており、2枚がレコード芸術誌上で準特選盤に選ばれている。桐朋学園芸術短期大学招聘講師、洗足学園音楽大学講師を経て、2015年、35年ぶりに故郷旭川に拠点を移し、演奏活動のかたわらThe MIYABI Academy of Musicを主宰。平成28年度より国立大学法人 北海道教育大学旭川校非常勤講師。令和4年度 文化庁「文化芸術による子供育成総合事業」協力アーティスト。
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