バスクラリネットの概念を"飛び越えて"新しい世界へ連れて行ってくれる作品たちがここに集結する。奏でるは、バスクラの可能性を探求し続け作曲家と聴衆が目を離せない、いや、耳を離せない井上幸子氏。彼女の心地よく温厚な音色に包まれ、非常に高い技術と豊かな表現に魅了される全9作品。一聴すればもう、間違いなくあなたもバスクラの虜。（Micina）

[ 1 ] ロマンス ～バスクラリネットとピアノのための [蒔田裕也]

　Romance for Bass Clarinet and Piano [MAKITA, Yuya]

[ 2 ] カスキ・パラフレーズ ～バスクラリネットとピアノのための～ [西部哲哉]（献呈作品）

　Kaski Paraphrase for Bass Clarinet and Piano [NISHIBE, Tetsuya”]

[ 3 ] 百年祭への賛歌 ～クラリネットとピアノのための～ [内藤淳一]

　Hymn to Centenary for Clarinet and Piano [NAITO, Jun-ichi]

[ 4 ] ベルフラワー [前田恵実]

　Bellflower [MAEDA, Emi]

バスクラリネット協奏曲 [蒔田裕也]

　Bass Clarinet Concerto [MAKITA, Yuya]

[ 5 ] 第1楽章 Allegro moderato con mote

[ 6 ] 第2楽章 Romanza moderato

[ 7 ] 第3楽章 Allegro con anima

[ 8 ] Morphing Portrait for Bass Clarinet Solo [朴守賢]（委嘱作品）

　Morphing Portrait for Bass Clarinet Solo [PARK, Soo-Hyun]

飛越 [Micina]（委嘱作品）

　Hietsu [Micina]

[ 9 ] 第1楽章 山の向こうへ

[ 10 ] 第2楽章 見知らぬ世界

[ 11 ] 祈りの樹 [福田洋介]

　The Tree of Invocation [FUKUDA, Yosuke] 

[ 12 ] バス・クラリネット小協奏曲 [八木澤教司]（吹奏楽版／委嘱作品）

　Bass Clarinet Concertino [YAGISAWA, Satoshi]

北海道帯広市出身。北海道教育大学札幌校教育学部芸術文化課程（音楽コース）卒業、シベリウス音楽院首席修了、ロッテルダム音楽院首席修了。 ’97年第9回HIMES コンクール第2位。 ’99年札幌市新人音楽会出演。2000年第100回日演連新人演奏会にて札幌交響楽団と共演。第2回フィンランド・ラハティ木管コンクール第2位。 ’01～’07年フィンランド・クフモ室内楽音楽祭に参加。 ’02～’04年クフモ音楽祭若手演奏家オーディションに合格。 ’05年平成18年度文化庁新進芸術家海外留学制度研修員。 ’05年第1回ヘンリ・セルマー国際バスクラリネットコンクール第3位。 ’07年第1回ロッテルダム国際芸術音楽家コンクール第1位。 ’03～’05年へルシンキ・スウェーデン劇場管弦楽団クラリネット奏者、 ’05～’08年オランダ・プロムナド交響楽団バスクラリネット奏者。クラリネットを渡部大三郎、武田忠善、山本洋志、A.ヘイスカネン、K.クリーック、N.ブライスウェイト、バスクラリネットをH.ニクラ、H.ボク各氏に師事。Kuhmo’z、Clarinet Ensemble Felicità、Spin-off Rabbits、CLADDICT Ensemble、Clarinet Ensemble Ebony、Clarinet Ensemble Music Garden各所属。バスクラリネットの邦人作品開発に取り組み、これまでに「バスクラリネット邦人作品集」を3枚リリース（『Vol.1 秘められた世界(2021)』『Vol.2 風に祈る(2022)（レコード芸術特選盤）』『Vol.3 夜桜(2023)』）。邦人バスクラリネット作品の新作世界初演は、40曲を数える。日本クラリネット協会、日本音楽即興学会、日本音楽表現学会各会員、日本バスクラリネットコンクール事務局長、静岡県学生コンクール審査委員、（一社）静岡県吹奏楽・管打楽器指導者協議会副理事長、（公社）日本吹奏楽指導者協会（JBA）静岡県部会長、静岡市消防音楽隊講師、常葉大学附属橘高等学校特任講師、常葉大学短期大学部音楽科教授。

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常葉学園短期大学音楽科卒業、専攻科修了。卒業演奏会、定期演奏会、修了演奏会に出演。東京音楽大学大学院鍵盤楽器研究領域（伴奏）修了。第14回静岡ピアノオーディションヤマハ賞、市長賞受賞。平成21年度常葉学園音楽教育センター音楽奨励賞 受賞。 白石光隆、中村紘子、黒川浩、A.ナセドキン、N.トゥルーリの各氏のマスタークラスを受講。オクセンハウゼン（ドイツ）にてU. アイゼンロール、C. コルフ、M. ジンガーの各氏のマスタークラスを受講。ピアノを故・内田俊、大木恵子、A.セメツキー、村上隆、伴奏を山洞智、広瀬宣行、室内楽を竹中勇人、門脇大樹の各氏に師事。プレジール会員。ALBOSトリオメンバー。第1期（2022-2024年度登録）グランシップ登録アーティスト。静岡県演奏家協会志太榛原支部会員。沼津西高等学校芸術科非常勤講師。常葉大学短期大学部非常勤講師（伴奏助手）。

2012年4月に開設。 前身の音楽科より、長い歴史の中で地域に優秀な音楽家を多数輩出してきた伝統を受け継ぎ、音楽や勉強に本気で取り組み、進路は音楽系だけでなく、文系の様々な分野に対応できるようにカリキュラムを変え、生まれ変わった。プロ奏者によるレッスンや、音楽理論・ソルフェージュも授業内で学び、演奏に必要な技術や知識・音感を効率よく習得できるシステムになっている。 教育理念に「自立型人間の育成」、活動目標に「全日本吹奏楽コンクール出場」を掲げ、令和6年度は東海吹奏楽コンクール高等学校A部門に4年連続出場、全日本高等学校吹奏楽大会in横浜に3年連続出場。日本管楽合奏コンテスト全国大会B部門（36名以上の部）に5回の出場を果たし、吹奏楽専攻創設時からの顧問である塩澤文男氏の指導のもと、静岡県を代表する吹奏楽の名門校としてその地位を不動のものとしている。