ネクサス音楽出版では、スコアパート譜セットにおきまして、作曲者・編曲者の理想の編成でパート譜を用意し販売しております。そのため、各団体における不足分のパート譜がある場合、パート譜のコピー（プルト増し）を認めます。ただし不必要なコピーはご遠慮願います。

Blue Impulse

作曲：斎藤高順 (Takanobu SAITO)

改訂：渡部哲哉 (Tetsuya WATANABE)

演奏時間：3'30"

グレード：4

フルスコアのみの販売も行っております。

小編成版はこちら。

この作品は、航空自衛隊航空音楽隊（現、航空中央音楽隊）の創立10周年を記念して委嘱され作曲されました。航空自衛隊のアクロバット・チーム「ブルー・インパルス」の勇姿を描いたこの作品は、同隊の第10回定期演奏会で初演されました。ジェット機のスピード感を彷彿とさせる速いテンポ、軽快なボサノバのリズムとシンコペーション、そしてトリオで演奏されるソプラノ・サクソフォンの美しい旋律は、これまでのマーチの概念を破った新しい作品として注目され、後にＦＭ東京「フレッシュ・モーニング」のテーマ音楽として2年間に亘りオンエアされました。作曲されてから約50年経つ作品ですが、全く色褪せることなく異色の響きを生み出し続け、日本吹奏楽界の秀逸な古典作品のひとつと言っても過言ではないでしょう。

この版は作曲者の自筆譜（原典版）を元に一部改訂を施したしたものです。従って、今ではこの作品最大の特徴と言えるハープはオプション譜を含め編成に入れていません。主な改訂部分としては「編成にアルト・クラリネットの追加」をはじめとして、以前他社より出版されていた版の音ミスやリズムの修正などが挙げられます。