この曲は、1977年（昭和52年）に演歌歌手の千昌夫さんによって歌われ大ヒットしました。都会で暮らしている主人公が故郷を想う歌詞になっており、旋律も懐かしい雰囲気を感じさせる楽曲です。日本のみならず、中国やタイなど、アジア各国でも大変良く知られています。

本サクソフォン四重奏版は、Cattleya Saxophone Quartetさんからの委嘱を受け編曲しました。中間部分はジャズ風のアレンジにしており、バリトンがウォーキングベースを担当しますが、だんだん早くならないように注意してください。またこの部分はアーティキュレーション記号に注意し、歯切れよく演奏してください。原曲の雰囲気を再現した前後の部分は、主旋律のところどころに演歌特有の“こぶし”を装飾音符で付けています。原曲の千昌夫さんの歌い方を参考にすると雰囲気が出ると思いますので、ぜひ聴いてみてください。

Soprano Saxophone in B♭

Alto Saxophone in E♭

Tenor Saxophone in B♭

Baritone Saxophone in E♭