ネクサス音楽出版では、スコアパート譜セットにおきまして、作曲者・編曲者の理想の編成でパート譜を用意し販売しております。そのため、各団体における不足分のパート譜がある場合、パート譜のコピー（プルト増し）を認めます。ただし不必要なコピーはご遠慮願います。

Four Scottish Dances op.59

作曲：M.アーノルド (M.Arnold)

編曲：小林久仁郎 (Kuniro KOBAYASHI)

演奏時間：8'10"

グレード：4

フルスコアのみの販売も行っております。

イギリスの作曲家「マルコム・アーノルド」は近代イギリスを代表する作曲家の一人とも言われ、9つの交響曲をはじめ、多くの管弦楽曲、映画音楽など多方面に渡って活躍しました。この作品は1957年、イギリスのBBC放送主催のライト・ミュージック・フェスティヴァルのために作曲され、全4楽章で構成されています。それぞれスコットランドの色彩豊かな舞曲が巧みに用いられ、アーノルドの世界観と相まって秀逸な作品となっています。

●第1楽章　ペザンテ（重々しく）Pesante

ゆっくりとしたストラス・スペイ（スコットランドの舞曲で、4/4拍子でやや激しく変化に富んだ曲）スタイルの曲。冒頭の旋律のリズムがとても印象的で、このリズムが終始支配します。

●第2楽章　ヴィヴァーチェ（速く、活発に）Vivace

快活なテンポのリール（4/4拍子の舞曲で、スカンジナヴィアからスコットランドに移入された速い曲）で、同じ旋律が繰り返されるたびに半音ずつ上がりのが特徴です。

●第3楽章　アレグレット（快速に）Allegretto

ヘブリデーズ諸島（スコットランド北西部の島）の歌で、この島々の風景や憧憬を表現した優しく美しい曲です。

●第4楽章　コン・ブリオ（輝かしさをもって）Con brio

街の賑やかさ、楽しさを速いテンポで表現した曲です。